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4.エアフィルタの性能

エアフィルタの性能を表す要素として、圧力損失・効車・寿命があります。

 

1.圧力損失

 

圧力損失

フィルタに空気が通過するとき、空気の流れが妨げられ抵抗が生じますが、フィルタをある処理風量で使用したときの空気圧(静圧)の差圧値(低下値)を『圧力損失』といい、 Pa (パスカル)で表示されます。


圧力損失(空気抵抗による空気圧の損失)
    =フィルタ通過前(上流側)の汚染空気の空気圧
       -フィルタ通過後(下流側)の浄化空気の空気圧
    =上流側の静圧-下流側の静圧


すなわち、静圧の差を測定可ることにより計測できます。計測器としては、微差圧計を用います。

 

2.効率

 

効率

右図のように小さな汚染物を取り除きたいときに目の粗い金網をフィルタとしてつかっても小さな汚染物に対してはフィルタの役目をはたします。

このようにいろいろな大きさの汚染物に対してフィルタもいろいろな種類があります。

この種類の分け方がフィルタの性能でいうところの『効率』です。

『効率』を得るための測定方法はフィルタの種類によって異なリ、基本的に3種類に分かれ次表のような区分になります。

フィルタの種類 プレフィルタ 中高性能フィルタ HEPAフィルタ
効率の測定方法 質量法 比色法
(光散乱積算法)
計数法
対象となる汚染物の大きさ やや粗大な汚染粒子 やや微細な汚染粒子 ごく微細な汚染粒子
試験規格例 JIS B  9908 形式3
(換気用エアフィルタユニット)
JIS B  9908 形式2
(換気用エアフィルタユニット)
JIS B  9908
(クリーンルーム用
エアフィルタ性能試験方法)
試験粉塵 JIS Z  8901 15種
(概略の粒径 10~20μm)
JIS Z  8901 11種
(概略の粒径 2μm)
JIS Z  8901 13種
0.3μm DOP
効率の分類 20~90%以上
各種
60%以上クラス
90%以上クラス
99.97%以上

 

3.寿命

 

寿命

フィルタに汚染物が多量につまると右図の様に「風通し」が悪くなります。

この風通しが悪くなることを、フィルタの性能では圧力損失が上昇するといい、メンテナンスの時期となります。

ですからフィルタの圧力損失(初期圧力損失)から、汚染物が付着し上昇した圧力損失(最終圧力損失)になるまでの時間が、フィルタの『寿命』ということになります。

一般的にフィルタの最終圧力損失は、初期圧力損失の2~3倍といわれています。(特にプレフィルタにあっては、最終圧力損失に達するまでに、効率がその最高値の85%に低下した場合、その時点を寿命と考えます。)

 

寿命を実験的に求める方法

 

JIS15 種混合試験粉体を分散機にて分散して試験フィルタに供給し、最終圧力損失に達するまでの給塵量(保塵量)を測定し、その値をもとにして、下記計算式により机上計算値としての寿命を求めることができます。

計算式

 

ここでいう給塵量(保塵量)は、プレフィルタの場合、給塵量を用い、中高性能フィルタの場合、保塵量を用いて計算します。

粉塵濃度とは、ビル管理法「空気環境の調整基準値」にもとずく仮定濃度で0.15mg/立方メートルを用います。

試験装置

質量法(JIS B  9908 形式3)試験装置

比色法

比色法(JIS B  9908 形式2)試験装置